平塚市博物館
【生解説】有
【料金】大人200円/子ども無料
【飲食】不可
来訪時期:2023年7月初旬
いつでも行ける距離にしてはちょっと遠い、でも旅行で行くほどの場所でもない。
そんな理由でずっと二の足を踏んでいた平塚市博物館についに行ってきました。
背中を押してくれたのは、知る人ぞ知る平塚のイベント。
日本三大七夕祭りの一つ、湘南ひらつか七夕まつりの開催期間に奇跡的に休日が重なったことがきっかけでした。
10時20分、JR平塚駅に到着。
駅の発着音はたなばたさま。さすが七夕の街ひらつかですね。
駅のエスカレーターにはこんな素敵な七夕まつりの絵が。
他にも至る所に七夕の装飾があり、平塚の人にとっていかにこのお祭りが身近なものであるのかが伝わってきます。
この日は七夕祭りの土日ということもあって浴衣の人も多く賑わっていました。
もっと駅からすしずめのやばい感じを覚悟していたので思ったより混んでないなという印象。午前中だからかもしれません。
北口を出てバスロータリーを抜け、七夕祭り会場の商店街を横目にフェスタロードという大通りをひたすら進みます。
商店街からは一本外れた通りです。
ちなみに途中で通り過ぎる平塚八幡宮は帰りに寄ったらとても素敵だったので時間のある人はお散歩おすすめです。
この辺から少し道の雰囲気が変わります。
つゆ草が涼しげに咲いていました。
しばらく進むと役所や消防署のエリアに入り、その奥が博物館なのですが、
看板の通りに進むとかなり遠回りになるようです。
大回りして美術館や博物館の駐車場側から入る形になってしまいます。
Google Mapでも道が敷地で潰れていて載っていないので博物館入り口が分かりにくいです。
しかも看板には途中で見放されるので最後には案内もなくなり、美術館や青少年センターなど似た雰囲気の大きな建物が並んでいるのでどれが博物館なんだろう…と分からぬまま通りすぎてしまいそうになります。
こちらに迷い混んでしまった場合は博物館駐車場があったらそこから木々の繁った建物群の中に入っていけば辿り着けます。
私はこのトラップにかかってしまったので10時20分に駅に着いて、博物館に着いたのは10時52分ごろでした。
投影ギリギリ!
しかし敷地内の雰囲気は最高です。
駐車場はそんなに広くないけど周囲にも関連施設の駐車場が沢山あるので停められないことはなさそうです。
ちなみにおすすめのルートはコーナンを抜けてすぐの左手に見える遊歩道を進む道です。
ここで左を見ると
遊歩道があります。
そのまま進むとすぐ博物館の敷地にたどり着きます。
右手が博物館がある敷地です。
さて、多様な木々が生い茂りうっそうとした中に現れる古めかしい建物。
建物のサイズ感的にちょっと不安になるくらいこじんまりとした入り口がひっそりとあります。
傘は入り口で預けましょう。
館内に入るとすぐに受付カウンターがあります。
ここでチケットを手売りしているので観たい回を伝えて購入します。
9時から整理券配布と聞いていたので正直こんなギリギリの時間に来て席が残っているか賭けでしたが、残席はかなり余裕があるようでした。
チケットは大人200円です。
受付のすぐ横にある階段を3階まで上がるとプラネタリウムの入り口があります。
チケットはここで回収されます。
直前にトイレもあります。
席は自由席。
ドーム径は10mのコンパクトなプラネタリウムです。
今回は11時からの幼児投影を鑑賞しました。
投影時間は50分間。
前半は今夜21時の星空の生解説で後半に番組です。
スカイラインは実写で、博物館の屋上から見た景色でした。
ぬるっと解説が始まり、ぬるっと日周が始まっていて、ぬるっと満天になります。
ポインターはビュンビュン動き、解説員さんもいびきをかいたりジョークを言ったりとおふざけ多めの楽しい投影でした。
星を眺めるというよりはプラネタリウムを使って解説員さんの楽しいお話を聞かせてもらっているという雰囲気で、気楽に楽しめます。
前半は光学式投影機での星空、そして後半の番組はデジタルのみでした。
投影後はせっかくなので博物館内をさらっと見学しました。
思っていたより小さな施設だったので軽く回るだけなら15分もあればひととおり観て回れます。
3階は天文関係のちょっとした展示や配布物のアーカイブがありました。
1階と2階は地域の博物館らしい様相で、平塚の郷土史料の展示がたいへん充実していました。
建物は自分達の頃の中学校ってまさしくこんな作りだったよな、というノスタルジックな気持ちになる作りでした。
ちなみにトイレは基本和式のみ、一階には少しだけ洋式もありました。
全体的に昭和な建物ですが、1階のエントランス前は突然おしゃれできれいです。
エレベーターなどはなし。
また、建物内は全面飲食禁止なので当然自販機はありません。
博物館の駐車場にひとつだけ自販機がありました。
食べ物を買ったりカフェのような施設もないので諦めましょう。
博物館の外は正面に大きな日時計があり、また敷地内にはSLが展示されていたりします。
ベンチも多いので皆のんびりと木立の中で本を読んだり休憩したり思い思いの時間を過ごしていました。
とても気持ちのよい空間でした。
その後は歩いて10分くらいのららぽーとで昼食を摂り、買い物したり、平塚大神宮を参拝したり、七夕祭りを満喫したりして帰路に着いたのは16時30分ごろでした。
意外とというかやはりというか、七夕まつりだからといって装飾に星や宇宙モチーフのものは皆無に等しいです。
お祭ってそんなものですよね。