多摩六都科学館
【生解説】有
【料金】大人1,040円/子ども420円(展示+投影一回)
【周辺施設】なし
【飲食】不可(館内に併設のカフェあり)
来訪時期:2022年10月
ルートはたくさんありますが今回は西武新宿線の花小金井駅からバスで向かいました。
まったりした雰囲気の駅前バスロータリー、路線がいくつかあるのでパッと眺めると科学館行きの乗り場どこだろう…と不安になりますが、ちゃんと案内板が立っていたのでわりとすぐに見つかりました。
田無行きのはなバス。
いざ乗るとガンガン住宅街の中に分け行って進んでいくのでこれはバスで正解だったな~と感じました。
歩きだとかなり場所が分かりにくそう。
8分ほどバスに揺られて到着!
いざ回りを見渡してみてもやはり住宅地のど真ん中に突然科学館があって面白い立地です。
かなり歴史の古い施設のはずなので、後から周りに住宅地ができたのでしょうか。
すり鉢状の階段の周囲にはちょっとした屋外展示もありましたが公園と呼べるほどの広さではありません。
主張の強めなドーム目指して階段を降りていくと入り口があります。
近未来感があって楽しい入り口。
通路を進んでいくと受付カウンターがあり、そこでスタッフの方に科学館の見学のみかプラネタリウム入場希望回を告げてチケット購入を済ませます。
購入したチケットをかざして改札を通るとようやく入場です。
入ってすぐ右手の奥まったところにミュージアムショップがあり、そこに自動販売機とちょっと飲み物が飲める休憩スペースがあります。
館のマスコットキャラクター、ペガロクのお出迎え。ぬいぐるみも売ってました。
外からも主張が強かったドームは中に入ってもやはり主張強めです。
今回の観賞回は夕方の全編生解説「食にまつわる話」なので、投影まで2時間ほど館内を見学します。
結論から言うと2時間では回りきれませんでした。
企画展を丸々すっ飛ばして常設展のみ回っても途中でタイムリミットが訪れた…。
しかも感染症対策のためかなりの体験型展示が休止中だったにも関わらずです。
とても展示が充実しています。
展示室はコンセプトごとにエリアが分かれていていて、エリアは全部で5つあります。
第1展示室、チャレンジの部屋は主に宇宙関連の展示です。
第2展示室はからだの部屋。人体のしくみや運動にまつわる展示です。
この2つの展示室は体験型の展示が多めです。
カプラで完全再現されたフジテレビ。
展示室と展示室の間は渡り廊下で繋がれていて、廊下にちょっとしたイスやテーブルなど一息つける空間になっています。
第3展示室はしくみの部屋。
様々なもののルーツやメカニズムについての解説展示。
第4展示室、自然の部屋は2階です。
2階へは階段もしくはエレベーターで上がれます。
こちらは生物の剥製や標本の展示がメイン。
展示物保護のため外からしか撮影はできません。
こちらの館は展示ルートが基本的に一本道なので、どこかの展示をすっ飛ばすというのができません。
虫が苦手な人は頑張って急ぎ足で通り抜けていました。
第5展示室は地球の部屋。
その名の通り地球についての展示です。
地層や岩石、化石など地質学的な分野からのアプローチです。
こちらの部屋を見始めたタイミングで館内放送が流れ、プラネタリウムへ向かう時間に。
展示室全体を通してですが、常にスタッフさんがあっちもこっちも消毒していたのが印象的でした。
展示を見学しているとサッと横に来て、
こうすると面白いですよ!
と展示の楽しみ方のコツを一言アドバイスして去っていくスタッフさんが多かったです。
距離感がちょうどよく、自分の見学ペースを邪魔されるわけでもなくとても良かったです。
個人的にはからだの仕組みの展示が特に楽しくて好きでした。
さて、第5展示室の先にはプラネタリウムのドーム(サイエンスエッグ)へと続く通路がのびています。
展示室とはうって変わってプラネタリウムらしい光景が広がります。
トイレもプラネタリウムエリア内に改めてあります。
和式と洋式どっちもありました。
トイレの近く、ロビーの奥にベビーカー置場があります。
入場は投影の15分前から。
入り口でチケットを確認してもらい中へ。自由席です。
さて、こちらは傾斜式ドームで、しかもかなりの広さと角度があるので浮遊感がとてつもないです。
帰宅後に確認したら直径27.5m。世界最大級と謳われていました。
機械は後藤光学のケイロンⅡ。
こちらの施設は掲示物や広報物などお客さんが目にするあらゆるもののデザインがキャッチーで目を引くものが多く、ひとつの特色だなと思っていますが、
それはプラネタリウムも例に漏れません。
投影の前説、諸注意の映像の作りからもう今どきです。
いざ投影が始まってもやはりその印象は変わらず、
CGで作り込まれた動く美しい映像を細かく挟みながらどんどん解説してくれるので、こと天体の動きに関しては圧倒的な分かりやすさを誇ります。
CGの映像美とドームの作りが融合して迫力のある映像体験ができました。
解説自体は王道だけれども、結構ブラックジョークも飛ばすエンタメチックな見て聞いて楽しい投影でした。
プラネタリウムを出て奥には図書室があり、大量の理系蔵書をゆっくり閲覧することができます。
絵本から天文雑誌、科学雑誌や専門誌まで子どもも大人も楽しめるものが並んでいました。
あっという間に閉館時間になってしまったので、おみやげにポストカードを買って退館。
おみやげはなかなかに充実してました。
オリジナルグッズのデザインが良いのはさすがですね。
退館後はバスが来るまで子どもたちが屋外展示で遊んでいました。
ちなみに時間がなくて寄れませんでしたが施設内には素敵なカフェレストランがあります。
次はぜひ行ってみたいと思います。
来たルートをそのまま戻るバスであっという間に花小金井駅に帰還しました。
特別展示もいつも面白そうなものをやっているのでまたゆっくり回りたいですね。