相模原市立博物館
【生解説】有
【料金】大人500円/子ども200円
【周辺施設】博物館内常設展示・企画展示/JAXA相模原キャンパス交流棟
【飲食】2階に飲食スペースあり(販売は自販機のお菓子と飲み物のみ。周辺にコンビニ無し)
来訪時期:2022年3月末
淵野辺駅から行きました。
淵野辺駅は駅の発着音が銀河鉄道999だったり、道が星座の名前を冠していたり、館に向かう道すがらも楽しいです。
駅前から館へ続くのどかな道は「いて座通り」。
あちらこちらに咲き乱れるすみれや満開の桜を堪能するなんとも気持ちの良いお散歩コースでした。
学生街なこともあり駅前は賑わっていますが、一歩離れると自然の多い地域だなと感じます。
館の目の前にはJAXA相模原キャンパス。
淵野辺駅からも相模大野駅からも館の目の前までバスが出ています。
ホームページからはレトロな印象を受けますが、ガラス張りの光溢れる素敵な施設です。
10:30からのオリジナル番組「プラネタリウムで宇宙たんけん!」を観賞します。
主な施設としては常設展示室・特別展示室・プラネタリウムがあり、プラネタリウム以外は無料。
入ってすぐにはやぶさ2のレプリカがどーん!と迎えてくれます。
館内は観るものが多いので時間を潰すのに困らないです。
春休みなこともありそこそこ親子連れの方や小学生同士で来館している方もいて楽しそうに見学していました。
プラネタリウムの手前にある券売機でチケットを購入。
投影10分前に入場開始。
広い!座席はシアター型で映画館でよく見るスタイル。
中段真ん中に投影器があり、その最後列にコンソールがあります。
ドームは全天ではなく北は見えません。
投影器の真横の席にしました。
子供向け番組と銘打たれていますが大人だけのお客さんもそこそこいました。
前半に子ども向けに噛み砕かれた今夜の星の生解説があり、後半の「宇宙旅行」も解説員さんとキャラクターが掛け合いしながら進んでいく構成。
オリジナル番組はその館の個性が一番現れてるような気がして好きです。
おびのっち(出土品をモチーフにした館のキャラクター)と解説員さんの和やかなやりとりでお話が進んでいくほのぼのストーリー。
手作り感がめちゃくちゃ良い。
相模原のオリジナル番組はこの掛け合いスタイルが定番のようで、また他のストーリーも観に来たいです。
投影が終わってドームを出ると天文関連の展示コーナーがあります。
さすが施設の目の前にJAXAがあるとあって、パネル展示に限らず隕石やロケットのパーツなど宇宙関連の実物展示も多く見ごたえがあります。
部屋の奥には小さいながらプロジェクションマッピングがあり幻想的な空間が作られていました。
展示室の脇にあるパネル展示の奥には天文研究室という部屋があり、これでもかと天文関連の本や雑誌が敷き詰められた図書館のような空間でした。
プラネタリウムスペースの出入口に各番組の案内や今月の星空の様子など手作りの広報物が置かれています。
常設展も観ていきました。
この館のキャラクター「おびのっち」、プラネタリウム番組にもしっかり登場していますが、そのオリジナルもばっちり観れます。
大正~昭和の日常生活品が並べられた展示室が大変好きでした。
顔はめパネルがある!
特別展期間中だったのでこちらも覗いてきました。ここは1ヶ所のみ撮影OKであとは不可。
ここにも顔はめパネルある!!
全体的にゆったり過ごせるスペースが多くて良いです。ちょっと座って休憩できる場所も沢山あります。
喫茶室が気になり2階も覗きにいきます。
上がる手段は階段かエレベーター。
ここは喫茶というより飲食可のフリースペースという感じでした。
1階は飲めるところはあるけど食べられるところは無いので食事はここで。
とはいっても飲み物とお菓子の自販機があるだけなので自分で持ち込んだものをここで食べる感じです。
ごみ箱はありませんので持ち帰りましょう。
グッズコーナー。
一般的な天文関係のスペースは一角ですが、他にも館のオリジナルグッズやJAXA関連グッズなどあって面白かったです。
ひととおり館内の見学を終えて外を散策。
館のすぐ横に駐車場。
はやぶさ2の記念マンホール、館の入り口手前にありました!
結局10時過ぎに来館してゆっくり13時ごろまで観て回ってました。楽しかった!
駐車場の横には遊歩道があり、天気も良く桜も満開のお花見日和だったのでお散歩していきました。
プラネタリウムの解説でJAXAの交流棟が自由に見学できることを知ったので帰りに寄ってみます。
警備員さんにお声がけして入っていくと、キャンパス内では様々な人が各々の時間を過ごしていました。
なんだかさりげなくその辺にいる人が全員すごい人に見えます。
こちらも桜が満開でした。
ここが交流棟。
入ると見学者用のシールを戴けます。
なんか凄そうなメカ(探査機)が沢山で近未来のよう。巨大な装置を見上げるだけでワクワクします。でっかい!天井が高い!
時間区切りで壁面スクリーンを使った映像を観られるのですが、見学に来ていた子どもたちが目を輝かせて観ていました。
小学生くらいの子もいれば天文部とおぼしき高校生の団体もちらほら。
おみやげにポストカード戴きました。
とても良い時間でした。
帰りは昼食がてら駅で星座探しの散策をしていました。本当に町中宇宙関係のモチーフが多く歩くのが楽しかったです。
まずは年期の入ったバスロータリーの椅子に星座。
いて座通りではいて座・カシオペア座・ヘルクレス座・アンドロメダ座・はくちょう座を見つけました。
ご飯さんを求めて賑やかな駅の商店街側に移動。
ここの交差点にもドトール前と同じはやぶさ2の記念マンホールがありました。
カシオペア通り、レトロな商店街です。
個人的にこのタイルデザインが一番テンション上がりました。
探しててうわー楽しいなと思うのは、通りごとにタイルのデザインが全く違うこと。
設置された時期が異なっていて、徐々に星座に関するオブジェクトが増えていったのかな~と感じました。
そしてこれが1番見付けるのが難しかった、はくちょう座通りに1つだけあったマンホール。
道路の舗装を手掛かりに探し回ると、裏路地を抜けた先にありました。
はくちょう座通りから進むとだいぶ人通りも落ち着いてきて、住宅街に差し掛かります。
ゆっくり食べたかったので通りの古本カフェで遅めの昼食をとり、帰りに駅前のこと座通りを覗いてみます。
こと座通りはいて座通りと同じくらい星座のバリエーションが豊富で探すのが楽しかったです。
かなり沢山タイルを見つけた気がしますが、多分これでも全部ではないんだろうなと思わせるほど町中に星座が溢れていました。
星座探しを楽しんで、帰りの電車に乗ったのは16時。
朝から一日めいっぱい宇宙に触れた充実した穏やかな春の日でした。